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益子現代陶芸 加守田 章二(遠野時代)師事、小島 茂夫 作 帯状泥彩多層釉茶碗 和のロックグラス #366
JPY 85,000.00
Antique Liquor
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1950年に栃木県足利市に生まれ、益子を拠点に作陶を展開した陶芸家、小島茂夫(こじま しげお)氏による帯状泥彩茶碗作品です。小島茂夫は益子陶苑や沖縄壺屋で修行を重ねた後、1978年に岩手県遠野にて、20世紀日本陶芸界における伝説的巨匠・加守田章二氏に直接師事しました。加守田章二氏は「半年に一度自らの作風を全否定し、前と同じスタイルは二度と作らない」という壮絶
な創作姿勢を持ち、一切の分業を許さない緻密な泥彩技法を追求したことや、1969年に伝統工芸会の地位を捨てて遠野の荒野へ隠棲した世間との断絶ゆえに、技術をパターンとして弟子に教えること自体が不可能な存在でした。そのため、加守田氏に直接師事できた陶芸家は全陶芸史を通じてほんのわずかしか存在しません。小島茂夫氏はその過酷な遠野時代に直接師事し、型の模倣ではなく加守田氏の狂気的とも言える造形美学と高度な陶技の真髄を直伝された数少ない正統な継承者であり、20世紀最高の陶芸家の一人である加守田氏の系譜を汲む存在として、その作風と実績は益子町の陶芸史資料や地域コレクションにも深く記録・保存されています。1980年に益子で独立した後は、師譲りの厳格な手仕事を貫いて一切の大量生産を行わず、手作業による一貫制作を守り抜いたため、生涯における作品の絶対数が極めて少なく、市場に流通する機会は滅多にありません。特に現代陶芸の登竜門である朝日陶芸展に3度(1984年、1986年、1987年)入選を果たした全盛期の作品や、制作数が限られた茶碗作品は希少性が非常に高く入手困難な逸品となっています。当店では、アースカラーの地層を思わせるモダンな彫刻美を備えたこの茶碗を、お点前で嗜む茶器としてはもちろんのこと、大ぶりの氷とともに古酒や熟成ウイスキーの豊かな味わいを贅沢に楽しむヴィンテージ・ロックグラス(和のフリーカップ)として世界へご提案いたします。 小島茂夫氏の代表的な作風は、益子や沖縄壺屋で培った素朴な土味と動的な手技に、加守田陶芸の真髄である手削り、面取、刻文、そして異なった色の化粧土を重ね合わせる高度な泥彩技法を融合させた点にあります。本作の細部を鑑賞すると、加守田章二「遠野時代」の美学を色濃く反映した抽象的な造形表現と専門的な着色技術が際立っています。器の胴部外周には、黒泥、ベージュ、グレーといった自然な土の色彩が帯状に幾重にも重ねられた層状の泥彩意匠が施されており、地層や大地の情景を想起させる彫刻的で美しい色彩コンポジションを構築しています。一方で内側の見込みには、深みのあるエメラルドグリーンのガラス質釉薬が施され、焼成による釉の貫入や収縮差から生じた網目状の黒い文様が浮かび上がる幻想的な景色を作り出しています。高台脇から底面の無釉素地からは素朴な土肌が露出しており、高台内には小島茂夫の真作であることを示す独自の刻印が明確に刻まれています。 制作時期につきましては、作品に付属する栞の略歴が「昭和62年(1987年)」の朝日陶芸展入選で締めくくられていることを決定的な根拠として、作風が成熟し朝日陶芸展で連続入選を果たしていた全盛期である1987年から1992年頃(昭和62年–平成初期)の作品であると推定されます。作品本体には割れや欠けがなく、多層的な泥彩の質感や見込みの釉発色ともに非常に良好なコンディションを保っています。蓋表に大きく「茶盌」、左下に「茂夫」と墨書され落款が捺された専用の共箱、および1987年までの略歴が記された栞が付属する完全なコンディションの逸品です。 作者: 小島 茂夫(こじま しげお、1950年-) 作者の代表的な活動歴: [1978年] 岩手県遠野にて加守田章二に師事、[1980年] 益子にて独立築窯、[1984年・1986年・1987年] 朝日陶芸展入選、など 作品収蔵実績: 益子陶芸美術館・地域文化アーカイブ、民間数寄者コレクション 等 制作年代: 1987年–1992年頃(推定) 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし) 付属品: 専用共箱、栞 あり 材質: 陶器(益子焼・帯状泥彩・多色釉・手削り・刻印) 寸法: 高さ 約 8.5 cm、幅(口径) 約 11.5 cm 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。