トーゴとガーナ北部に住む民族グループ・マンプルシからの木像です。ガーナ北部とトーゴには20万人以上のマンプルシが住んでいると推定されています。マンプルシという民族の呼び方ははっきりと定まっていないらしく、マンプルシの人々は自分たちを「Dagomba」や「Yoba」=「森の人々」と呼んでいます。マンプルシの村にはモバも住んでいたため、「モバ」や「ランバ」のものと混同して紹介されることもあります。モバやランバと関連性はあるもののその姿には異なる点があります。顔の要素の少ないモバの作品に比べて顔の表現が明確なことが、特徴のひとつと言えそうです。足の生えた「てるてる坊主」を思わせる独特の姿をしています。マンプルシに由来する作品は、19世紀から20世紀にかけての文献での言及もなく、博物館のアーカイブでも見つかりませんでした。ところが、2012 年に同じ販売元からまとまって出回ったことで、ついに「発見」されることになりました。それまでどうして発見されることがなかったのか、秘匿性が高く村ぐるみで隠してきた?異質だからと「ないこと」にされた?モバっぽいからモバにされた?学術的な資料もなく不明なことだらけのため、マンプルシの木像は謎めいた存在となっています。広葉樹から丸ごと彫りだされた硬質な木像は、シンプルな顔の特徴を備えた抽象造形を有しています。そして、それこそがマンプルシの芸術の姿であると、ミニマムな抽象表現を好む海外のマニアが気付いたようで高く評価されています。隠れて現れなかった「未知」の信ぴょう性を、その存在により証明したマンプルシの作品です。 <参考サイト/文献>Research outcome: Statuary from the Mamprusi region, Northern Ghana-Togo - Statuary-in-ContextEncyclopedia of World Cultures - Susan Drucker-Brown ●原産国トーゴ、ガーナ Togo, Ghana●部族マンプルシ族 ●本体のおおよそのサイズ高31.5 cm x 幅7.0 cm x 厚7.0cm●重さ(台含)約706g ●素材木 ●年代- ●来歴EX. in situ.EX. gallery collection(de)●スタンドの有無有 - 本体と台は固定、簡易スタンド●商品数1点【重要】*こちらのお品には写真のスタンドが付属します。*経年によるワレ・亀裂・欠け・スレ・汚れ等がございます。