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"FENDI" 90’s-00’s Sculptural belted leopard cat fur collar alpaca coat
JPY 92,800.00
MOOD
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イタリアの毛皮工房として出発し、素材の贅沢さを知性あるエレガンスへ昇華してきたFENDIより、今では同じ条件で再現すること自体が難しいファー使いを象徴する極上の逸品をご紹介致します。 FENDIが長年愛され続けている所以とも言える、重厚なファーカラーが主役となるこちらの逸品。 まず年代については、黒地にゴールド刺繍でFENDI 365と記されたラインタグが付
属している点に加え、国内品質表示に正規輸入代理店であるアオイの表記が確認できる点、そして襟素材にprionailurus bengalensisという学名表記が残されている点から、1990年代後半から2000年代初頭頃の個体として信ぴょう性高く整理できますね。 その時代はカール ラガーフェルドがFENDIのクリエイションを牽引し、ファーを重く特別なものに留めず、日常へ落とし込むための軽やかな編集へ導いた時期と言えます。 ボディは起毛感のあるアルパカ素材がふっくらと面を作る為、光を強く跳ね返さずに陰影で上質さを語り、触れた瞬間に空気を含むような柔らかさが伝わってきます。 加えて、フロントはボタンレスのラップ仕様で、付属の共布ベルトで留める構造になっている為、締めた時はウエスト位置が自然に定まり、羽織った時は縦の落ち感がそのまま残る二面性が美しいですね。 襟元にはベンガルヤマネコのリアルファーが大胆に配されており、斑の表情が一点ずつ異なる為、柄そのものが個体差として価値になりますし、毛並みの方向が光の当たり方で表情を変えることで、黒のコートに奥行きが生まれます。 写実的な野性味がありながら、ショールカラーのように広がる設計の為、攻めた素材感が顔まわりの品格へ回収され、モードへ寄せてもエレガントへ整うバランスが見事と言えますね。 さらに、前立てから裾へ流れるラインにはトリミングが丁寧に走っている為、起毛素材の柔らかさが輪郭で引き締まり、シルエットが甘く見えないのも魅力です。 腰位置には大ぶりのパッチポケットが備わっており、手を入れた時の所作が自然に決まる為、実用性の中にガウンのような余裕が宿りますし、背面には縦の切り替えと水平の切り替えが入ることで、面が間延びせず、後ろ姿まで端正に映ります。 FENDI 365という日常のラグジュアリーを掲げたラインでありながら、襟に現代では扱いが限られる希少素材を用い、アルパカの軽さと暖かさへ結びつけた構成は、当時のFENDIが持っていた素材への自信そのものと言えます。 コートを一枚足すというより、冬の装いの格を一段引き上げたい方へ静かに寄り添い、着る人の言葉を増やさずに説得力だけを増やしてくれる存在になってくれますね。 スタイリングとしては、端正なスラックスやミニマルなドレスと合わせることで、ファーの迫力が過剰にならず、素材のコントラストが自然に際立ちますし、シャツやシンプルなトップスにロングスカートを重ねた装いへ羽織れば、90年代から続くFENDIの実用的なラグジュアリーが今の空気感で馴染みます。 また、構築的なバッグや細身のレザー小物を一点添えると、カール期の異素材ミックスの美学がより明確になり、ジェンダーを問わず凛としたムードへ着地しますね。 希少素材と時代背景を含めて、現在の感覚でも揺るがない価値を感じていただける逸品となっております。 是非この機会に。