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"HERMES" 90's Pure cashmere navy blue tailored jacket
JPY 49,800.00
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パリのマドレーヌ寺院界隈で馬具工房から始まり、「職人技の伝承」「移動・旅行のよろこび」を コンセプトとしたHERMESより、年代物の仕立てが美しい逸品をご紹介致します。 カシミアが描き出す柔らかな構築美と、イタリア仕立ての緻密な縫製技術が融合した1990年代製作のこちらの逸品。 HERMÈSのガーメントに見られる「馬車ロゴタグ × ‘MADE IN ITAL
Y’表記 × 織りネーム生地の素材感」という組み合わせは、主に1990年代中頃から2000年代直前のジャケット・コート類に採用されていた意匠であり、特にテーラードラインではこの時期の特徴として認知されています。また、内側の裏地には織り込みで「HERMÈS PARIS」のロゴが反復されており、これも90年代以降に見られる特徴的ディテールの一つです。 さらに本品には「PURE CASHMERE」タグが別途縫い付けられており、素材にピュアカシミア100%が使用されていることが明記されています。HERMÈSは1970年代~80年代までのプレタポルテにおいてはフランス国内仕立てが中心でしたが、90年代に入るとブリオーニやイザイアなど、イタリアの高級テーラリング技術と提携を深め、クラシックで構築的なスーツ群を数多く展開しました。本作はその文脈を体現する逸品となっております。 ジャケットは3つボタン・センターベント・ノッチドラペルというクラシカルな仕様を持ちながらも、肩パッドの設計とウエストの絞り込みにより、美しい立体感が生まれているのが特徴です。構造としての堅牢さと、HERMÈSらしい穏やかなフォルムのバランスが取れており、この時期ならではの控えめながらも威厳を感じさせるシルエットが実現されています。 90年代のHERMÈSは、マルタン・マルジェラが1997年にレディース・ディレクターとして就任する直前までの、クラシック回帰と上質素材の純化を重視していた過渡期にあたります。そのため本作のようなピュアカシミアを用いた正統派ジャケットは、今日のマルジェラ期以降のHERMÈSとは異なる、“メゾン本来の静謐な贅沢”を映し出す資料的価値も備えています。 スタイリングとしては、スモーキーなグレーやブラックのワイドスラックス、シルク地のシャツとのレイヤードでモードなコントラストを演出できますし、ハイゲージニットを差し込めば上質なリラックススタイルとしても落とし込んで頂けますね。 是非この機会に。