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“GIANNI CHIARINI” 2010’s Suede multi compartment shoulder bag
JPY 39,800.00
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フィレンツェのレザークラフトを背景に、日常へ無理なく馴染む実用性と、都会的で軽やかな造形美を両立してきたGIANNI CHIARINIより、構造そのものに魅力が宿る逸品をご紹介致します。 柔らかな起毛感を持つダークブラウンのスエードを主役に据え、静かな重厚感の中へ白のコントラストステッチとシルバーカラーのハードウェアを効かせることで、クラシックな素材使いに現
代的な抜け感を重ねているこちらの逸品。バッグ全体は単純なワンコンパートメントではなく、複数の層が重なったような立体構造となっている為、見た目には彫刻的な奥行きが生まれ、持った時にも自然な陰影が立ち上がる点が非常に印象的ですね。 まず外観で目を引くのが、フロントから底面へ流れるように入る大きなV字の切り替えで、これは単なる装飾ではなく、柔らかなスエードの面に輪郭を与えながら、舟形にも三日月形にも見える独特なフォルムを整える役割を果たしています。無地のスエードバッグは平坦に見えてしまうこともありますが、本個体は切り替え線そのものをデザインとして機能させている為、シンプルな構成でありながらしっかりと個性が感じられる仕上がりと言えますね。 素材についても非常に魅力的で、表面のスエードは毛足が短く整っており、ラフすぎず、かといって硬質にも寄りすぎない絶妙な表情を持っています。光の当たり方によって濃淡がやわらかく移ろう為、装いの中では色というより質感で存在感を出してくれる印象があり、季節を限定せず取り入れやすい点も嬉しいところです。加えて、ショルダーストラップには表革が採用されている為、本体の起毛感とのコントラストが自然に生まれ、異素材の組み合わせによって見え方に緊張感が加わっている点も見逃せません。 そしてこのバッグの付加価値として大きいのが、サイドに配された大ぶりなカラビナ型リングです。丸みのある無機質な金具を、やわらかなスエードのボディへあえて組み合わせることで、フェミニンにも寄りすぎず、コンサバティブにも収まりすぎない、GIANNI CHIARINIらしい都会的な温度が生まれています。視覚的なアクセントであると同時に、ストラップ接続部としての機能性も担っている為、装飾がただの飾りで終わっていないところに、このブランドらしい実用美がきちんと表れていると言えますね。 また、開口部にはファスナーが設けられており、荷物を安心して収められる実用性を確保しながら、内装にはオリーブ系のツイル地とジップポケットが配されている為、見えない部分まで整理しやすく整えられています。外から見た印象は軽やかで柔らかいのに対し、内部はきちんと機能的で、日常使いの中でストレスが少ない構成になっている点は、ファッション性と実用品としての完成度を両立したバッグならではですね。 年代については2010年代前半から2010年代後半頃と捉えるのが自然で、その理由は内装ラベルに見られる旧ロゴ仕様、抽象的なマークを伴う織りネーム、光沢感のある内装生地、大ぶりなシルバーパーツ、そして当時のGIANNI CHIARINIで広く支持されていたマルチコンパートメント志向の構造が無理なく重なっている為です。現行のより細身で整理されたロゴバランスとは異なる点も含めて確認すると、この年代レンジでの信ぴょう性は十分に確保できると言えますね。 スタイリングとしては、柔らかなジャケットやシンプルなシャツに端正なパンツを合わせた装いへさらりと添えることで、バッグの素材感とハードウェアのコントラストが自然に引き立ちますし、軽やかなワンピースや落ち感のあるセットアップと組み合わせれば、フィレンツェらしい実用的なエレガンスを無理なく日常へ落とし込めます。あるいは、上質なレザーシューズやミニマルなアウターと合わせるだけでも、バッグの構造美がしっかり効いてくる為、ジェンダーを問わず洗練された空気感を添えてくれますね。 是非この機会に。