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"LOEWE" Late 80s-Early 90s velvet knot tassel handbag
JPY 69,800.00
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スペインの名門としてレザーの美学を磨き上げ、王室御用達としての品格を背景に、素材そのものの説得力で時代を越えて愛されてきたLOEWEより、異素材の艶が静かに映えるエレガンスを感じさせる逸品をご紹介致します。 深みあるブラックベルベットの表情に、結びとタッセルの意匠を重ねた装飾性が端正に宿っているこちらの逸品。 まず惹かれるのは、ベルベット特有の起毛が光を柔ら
かく受け止めることで、黒でありながら奥行きを帯びた陰影が生まれている点で、視線を集める華やかさではなく、近づいた時に分かる質感の豊かさで品格を語れる仕上がりになっていますね。ふっくらとした丸みのあるフォルムは、芯の強さとしなやかさが同居しており、硬く構えすぎないのにきちんと見えるバランスが魅力と言えます。 ハンドルには編み込みの立体感が丁寧に与えられている為、手元に触れた瞬間からクラフトの密度が伝わり、ベルベットの柔らかな面と、編みの陰影が生むコントラストが美しく成立しています。開口部はギャザーで寄せられる構造となっていることで、持った時のシルエットが自然に整い、収納時も形が崩れにくい実用性へ繋がっているのが嬉しいところですね。 そしてフロントで揺れる結びとタッセルの意匠は、チャイニーズノットを想起させる端正な結節がデザインの核になっており、装飾でありながら過度に甘くならず、東洋の工芸的なリズムを都会的なミニマルへ落とし込んだLOEWEらしさが際立っています。タッセルの分量も控えめである為、歩く所作や手元の動きに合わせて、静かに余韻だけを残してくれますね。 内装に目を向けると、ジップポケットを備えた実用的な設計で、アクセサリーや鍵など小物を整理しやすく、見た目のムードだけで終わらない安心感があります。さらに内側のゴールド箔によるMADE IN SPAIN表記は、この時代のロエベに見られる意匠として信ぴょう性を補強しており、現行で多いエンボス主体の表現とは異なる時代性を感じられます。 年代の裏付けとしては、外装のプレートに刻まれたLOEWE MADRID 1846の表記が重要で、このMADRID 1846を伴うシグネチャーは1980年代から90年代中盤にかけてのヴィンテージピースで確認される仕様である為、本品が1980年代後半から1990年代初頭のレンジに位置づくことを明確に言えますね。加えて1996年のLVMHグループ買収以前の時代背景を思わせる、過度なロゴ主張よりも素材と作りで魅せる姿勢が貫かれており、いわゆるオールドロエベ末期らしい質実剛健さが魅力になっています。 レザーを得意としてきたメゾンが、あえてベルベットという布帛を主役に据えた点にも価値があり、素材の対比を美しさとして成立させる為の選択だったことが伝わります。異素材でありながら安っぽさが出ないのは、ベルベットの密度感に加えて、結びや編み込みのディテールが工芸の緊張感を与えているからで、夜の装いだけでなく日常の端正なスタイルにも自然に馴染むところが、このバッグならではの強みと言えますね。 特におすすめしたいのは、装いを過剰に飾るのではなく、質感と所作で品格を整えたい方で、ジュエリーの代わりにバッグの意匠で手元を完結させたい方へも最適です。クラシックを軸にしながらも、結びのディテールが程よくモードの余韻を足してくれる為、性別を問わず凛としたムードへ導ける存在になっています。 スタイリングとしては、端正なコートやミニマルなジャケットに、ウールスラックスや落ち感のあるパンツを合わせていただくと、バッグのベルベットが持つ陰影が自然に引き立ちますし、シルクシャツや上質なワンピースのように素材感が整ったアイテムと組み合わせることで、結びとタッセルの意匠がアクセントとして美しく機能します。足元はレザーシューズやブーツで輪郭を締めていただくと、エレガントでモード、かつジェンダーレスに日常へ落とし込めますね。 是非この機会に。