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"LOEWE" 80’s-90’s nappa leather shawl-collar jacket
JPY 88,000.00
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1846年にマドリードで創業し、スペインレザーの最高峰として職人技を磨き続けてきたLOEWEより、素材の格と時代背景がそのまま価値へ転化された逸品をご紹介致します。 深いメランツァーナカラーの艶を纏い、レザーでありながらテーラードの品格を崩さず成立しているこちらの逸品。 まず象徴的なのが、首元から胸元へ流れる大ぶりのショールカラーで、厚みを持たせた折り返しと
端正なステッチが面の輪郭を整える為、顔まわりに柔らかな陰影をつくりつつ、ジャケットとしての端正さを担保してくれますね。フロントはシングルボタンで余白を残す設計となり、装飾で押し切らず素材と線で魅せる構成だからこそ、時代を跨いでも古く見えにくいのが魅力と言えます。 身頃には緩やかなカーブの切替が走り、身体の立体に沿うよう面を組み立てている為、締め付け感は抑えながらも後ろ姿まで端正に整い、レザー特有の重さを見せないバランスが美しいですね。腰位置のフラップポケットも角を立てすぎない形で収まり、視線が下へ流れることで全体のプロポーションがすっきり見えるのも嬉しいポイントです。 そしてこの個体の付加価値は、単にLOEWEであること以上に、1988年から1994年という時代のLOEWEが持っていた空気を、タグと素材表記がそのまま証明している点にありますね。品質表示にViladomat 197 Barcelonaの旧工場住所が記載されていることから、1996年のLVMH傘下入り以前の生産背景と整合し、量産の合理化よりも職人の裁断と縫製の精度がブランドの説得力になっていた時期の個体であることが読み取れます。さらに素材表記のNapa 7000 melanzanaは、単なるナッパではなくLOEWEが当時、最高級ランクとして区別していたスペイン産ラムを明示するコードで、現代の簡略なNappa表記では残りにくい情報がきちんと刻まれている為、素材選定の思想そのものが価値として残存しているのが大きいですね。 この年代ならではの意味合いとしては、メゾンが巨大資本の設計図に回収される前夜にありながら、すでにプレタポルテとしての洗練を完成させていた点が挙げられ、クラフツマンシップを看板として掲げる以前のLOEWEが、日常の衣服に落とし込めるリアリティの中で最高級レザーをどう扱っていたかが、そのまま形になっています。言い換えると、今のLOEWEが語るクラフトの物語を、物語としてではなくプロダクトの実体で感じられる時代の一着と言えますね。 刺繍の旧式アナグラムとMadrid 1846表記、さらにMADE IN SPAINの縦配置というタグ意匠も含め、ブランドが静かに誇りを示す記号が残っている為、ヴィンテージとしての収集性と、現行のワードローブへ自然に接続できる実用性が両立しています。 クラシックを愛しつつ、ただのヴィンテージでは終わらない革の気配を求める方や、装いを語らずとも素材で説得力を出したい方へ特におすすめで、ジャケットという日常のフォーマットを上質なレザーで更新したい方に最適な逸品となっております。 スタイリングとしては、シャツにスラックスを合わせて襟の立体感と革の艶を主役にすると端正にまとまりますし、ミニマルなワンピースやロングスカートにさらりと羽織ることで、ジェンダーを問わず静かな色気へ寄せられますね。加えてウールのセットアップに重ねて素材のコントラストをつくると、当時のLOEWEが持っていた上質さがより素直に浮かび上がります。 是非この機会に。