マリ共和国のバンディアガラの断崖に住むドゴンの「Binu shrine」(ビヌ、ビヌの神社、ビヌの祠)に祀られていた小さめの木像です。神聖な場所とされるビヌの祭壇に置かれていた特別な像となります。ビヌで行われる儀式で精霊を降ろすための目的の他、ミニチュア梯子としての役割も持たされているようです。ブランクーシの作った柱を思い出すようなシンボリックな形状をしていて、いまにも精霊がやってきそうなぞわぞわする雰囲気です。祖先の魂が団子状の段々になって連なるイメージを抽象表現したものではないかと推察しています。土中から立ち昇る気体のようにクネっとした有機的な動きがあります。 ドゴン族にはおもに3つの秘密結社が存在していて、それぞれ「Awa」(アワ)、「Lebe」(レべ)、「Binu」(ビヌ)と呼ばれています。「Binu」は神話上の祖先の精霊とつながることのできる「神聖な場所」=「Binu shrines」を担っています。祖先の精霊が乗り移る動植物・自然物を目に見えるようにシンボリックに表現してその内部に祀ります。そして、精霊とのコミュニケーションやお祈りや生贄の儀式を行います。この像は Binu shrines を目印として降りてくる目に見えない精霊を宿すための「依り代」のようなものとして祀られていたものと思われます。ビヌの祠に祀られて儀式で目的を果たしていたものとなります。経年による風化・ワレ・カケ・キズ・汚れといったダメージ等があります。写真にあるスタンドが付属します。<参考サイト>The Binu shrine - www.dogon-lobi.chHouse of the Hogon - www.dogon-lobi.chSacred Sites of the Dogon, Mali - World Pilgrimage Guide / txt. Martin Grayドゴン族 - wikipediaコンスタンティン・ブランクーシ - wikipedia●原産国マリ共和国 Republique du Mali●部族ドゴン族 dogon●本体のおおよそのサイズ高28.5 cm●スタンドの有無有●素材木、アクリル(スタンド)●推定年代-●来歴EX. in situ.EX. gallery collection(CH)【重要】*こちらのお品には写真にあるスタンドが付属します*祠に祀られていた古いもののため、風化・ワレ・カケ・キズ・汚れといったダメージ等があります