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'-SPECIAL- "HERMES" 90's Military-inspired zip design tailored jacket
JPY 168,000.00
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左袖口にほつれ有り パリのマドレーヌ寺院界隈で馬具工房から始まり、「職人技の伝承」「移動・旅行のよろこび」を コンセプトとしたHERMESより、極上の逸品をご紹介致します。 HERMESのプレタポルテの中でも、“テーラリング”と”実用性”を同じ熱量で成立させた設計が魅力であるこちらの逸品。 まず年代の根拠として、ネックのタグが”馬車ロゴ+HERMES PAR
IS”の意匠で、加えて左端に縦書きの”MADE IN FRANCE”表記を伴うタイプである為、1990年代後半〜2000年代前半にかけての既製服ラインで多く見られる仕様と言えます。 時期としてはマルタン・マルジェラ在籍期(1997-2003)と重なる一方で、こちらはメゾンのヘリテージを実用へ落とし込む”スポーツ/トラベル文脈”が強い個体で、ランウェイピースのような削ぎ落としではなく、着用時の合理性を上質に磨いた方向性が核になっています。 デザインの主役は、一見端正なロングジャケットの顔つきに、道具としてのディテールを静かに忍ばせている点です。 ノッチドラペルの構築、縦に落ちる身頃の切り替え、腰位置を整えるフロントのライン設計によって、羽織るだけで重心が上がり、姿勢まで整って見える空気を作っていますね。 その上で胸元のポケットはフラップに加えてジップ要素を重ね、腰のポケットも斜めに走るジップと引き手でまとめることで、クラシックなジャケットにありがちな”収納の弱さ”を、エルメスらしい品位のまま解決しています。 このジップ使いがまた巧妙で、光らせて主張するのではなく、線として残すことで面を崩さず、むしろ視線を縦へ流してスタイルを端正に見せる役割も担っています。 ボタンも語るべきポイントで、フロントのボタン、袖口のボタンに”HERMES PARIS”が入ることで、ロゴを誇示するのではなく、触れた人だけが確信できる強度に落とし込まれています。 さらに裏に回ると、ストライプ調のジャカード裏地にエルメスの意匠が走り、前立てには赤のパイピングが効いている為、外側は抑制、内側で高揚感を作る”隠れた贅沢”が完成しています。 サドル由来の品格を、服の構造と内装で体感させる——このブランドが昔から得意としてきた美学が、きちんと宿っている設計と言えます。 スタイリングは、ジャケットの端正さとトラベルのニュアンスを活かし、上質なシャツにスラックスを合わせて艶のある革靴で締めるだけで、十分にムードが立ち上がります。 もう少し力を抜くなら、薄手のカットソーに落ち感のあるボトムを合わせ、首元にスカーフや細幅のストールを添えると、エルメスの背景が自然に香ってくれますね。 是非この機会に。