✦ Verified product
–SPECIAL– “GUCCI” 2010’s L’aveugle par amour ribbon pearl choker
JPY 86,800.00
MOOD
Verified independent store
→
1921年の創業以来、馬具の端正さと都会の官能を行き来しながら、装飾を文化へ昇華してきたGUCCIより、言葉と記号で時代の熱量を刻んだスペシャルな逸品をご紹介致します。 大粒のパールが連なるクラシックな首元に、ウェブストライプのグログランリボンを重ね、刺繍のメッセージで物語まで結び付けた構成が印象的となっているこちらの逸品。 まずパールは、粒ごとにわずかな揺
らぎを残した丸みが採用されている為、均一なジュエリーの整いとは異なる生々しさが残り、光を受けた瞬間に柔らかな艶が立ち上がりますね。首回りはチョーカーのように密度高く見える一方で、リボンが動きを作る設計により、静物ではなく所作に反応するアクセサリーとして成立している点が魅力です。 そしてリボンは、ブランドのアーカイブを象徴するウェブストライプをベースにしながら、白糸の刺繍で L’AVEUGLE PAR AMOUR のフレーズが走ることで、スポーツ由来の線に私的なロマンティシズムが侵食していくような緊張が生まれます。刺繍はグログランの畝に沿って立体的に浮き、視線が文字を追うたびに質感の陰影が変わる為、単なるロゴではなく装飾としての言葉が成立していますね。 リボン先端には蜂の刺繍が添えられており、金糸が控えめに光を拾うことで、甘さへ傾きがちなパールの印象を引き締め、ミケーレ期らしい象徴性を一点で完結させています。結び目の位置を正面にもサイドにも逃がせるので、同じアイテムでも表情の作り方が固定されず、首元の余白や襟の形に合わせて演出を調整できるのも実用として優秀です。 金具はアンティークゴールド調のリングが用いられている為、現代的な鏡面の強さではなく、時間を帯びたような鈍い光で全体がまとまり、パールの艶とリボンのマットな質感がぶつからずに同居しますね。パールの一粒にメタルのインターロッキングGが埋め込まれている点も、真正面からロゴを誇示せず、近づいた距離でだけ気配を残す作法として美しいところです。 年代は2015年以降のミケーレ期に収束し、リボンに刺繍された L’AVEUGLE PAR AMOUR というテキストが、彼の就任直後からブランドのスローガンとして多用された物理証拠である為、それ以前の時代は棄却できます。加えて蜂モチーフとメッセージ刺繍をウェブストライプへ重ねる編集は、アーカイブ要素を過剰なまでに衝突させて一つの詩へまとめ上げるミケーレの手法と一致するので、デザインコードとしても信ぴょう性が確保できますね。 この逸品がスペシャルコレクションとして強いのは、ジュエリーの正統を踏まえたパールに、スポーツの線であるリボンを結び付け、さらに言葉を縫い込むことで、装いを瞬時に物語へ変換する点にあります。きちんとした服に合わせても品格が崩れず、簡素な服に合わせても世界観が立ち上がる為、アクセサリーというより衣服の空気を支配する小さな舞台装置と言えますね。 スタイリングとしては、シャツやニットのように首元が整うトップスへ合わせることで、リボンの落ち方が美しく出て品のある主役になり、ジャケットやコートの襟元から少し覗かせると、ミケーレらしい詩的な違和感が日常に差し込めますね。あえて装飾を削ったワンピースやミニマルなセットアップに一点だけ添えると、言葉と記号が浮かび上がり、ジェンダーを問わずムードで装いを完成させられます。 是非この機会に。