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"Maison Margiela" 2020SS tabi sole patch zip wallet
JPY 56,800.00
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1988年の創設以来、衣服を記号として捉え直しながら日常の所作へ思想を滲ませてきたMaison Margielaより、ブランドの象徴性を手のひらサイズへ凝縮した逸品をご紹介致します。 ラウンドジップの二つ折りという実用的なフォーマットに、背面の足袋ソールを模したレザーパッチと、外面の4本ステッチを静かに重ね合わせたデザインであるこちらの逸品。 まず正面はブラ
ックのスムースレザーが面として整えられており、シボを抑えた表情だからこそ光の当たり方でわずかな艶が出て、使い込むほどに手の温度と動きが艶の奥行きとして残っていきますし、四隅に配された4本ステッチが装飾として主張しすぎない距離感でブランドを示してくれるのが美しいです。 背面に回ると足袋のソールラインを想起させるパッチワークが現れ、平面的な財布に対して靴の構造を転写したような違和感が生まれる為、単なるロゴやメタルパーツでは得られない記憶の残り方を作ってくれますし、革を貼り合わせる際のラインがそのまま意匠として成立している点に、マルジェラらしい編集感覚が宿っていますね。 開閉はラウンドジップ仕様で、コーナーまで滑らかに回り込む構造だからこそ中身へアクセスしやすく、ジップの歯が均一に並ぶことで外周がフレームのように締まり、持った瞬間の輪郭が崩れにくいのも魅力と言えます。 内装はカードスロットが列として整然と並び、コインケースを含む区画がコンパクトにまとまっている為、必要な機能を最短距離で扱える設計になっており、内側のカレンダーロゴでは⑪が丸で示されているので、ユニセックスのアクセサリーラインとしての立ち位置も明確ですし、Maison Margiela PARISの表記が2015年以降のブランド表記である点も個体の文脈を補強してくれます。 年代については付属のギャランティカードに製造年週として2020 01の印字があり、さらに製品番号S56UI0111と素材コードの記載まで揃っている為、2020年製造という根拠が物理的に確定しており、ジョン ガリアーノ体制下のマルジェラがアイコンを再編集して日用品へ落とし込んでいく時期と一致すると言えますね。 この財布の付加価値は、4本ステッチという創業以来の記号と、足袋という身体性の象徴を同じ面で共存させながら、あくまで日常の道具として成立させている点にあり、持ち物を誇示するのではなく使う所作の中で静かに価値が伝わるバランスが、現代のラグジュアリーにとても素直だと感じます。 スタイリングとしては、端正なコートやミニマルなジャケットに合わせて小物を記号として効かせる取り入れ方がおすすめで、シャツやスラックスのようなベーシックな組み合わせに添えるだけで、過度に飾らずともモードの余韻が残りますし、レザー小物を一点だけ選びたい日にも自然に馴染んでくれます。 是非この機会に。