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“DIOR” 2010’s Tiger and flower sculptural ring
JPY 39,800.00
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創業以来、エレガンスと物語性を宿した装飾表現によって女性像を更新し続けてきたDIORより、自然界の象徴を彫刻的に表現した存在感のある逸品をご紹介致します。 躍動するタイガーと花のモチーフを立体的に組み合わせ、まるで小さなオブジェのような造形美を指先に宿すデザインとなっているこちらの逸品。 まず中央には、丸みを帯びた球体の上へ身を預けるようにタイガーが造形され
ており、背中の筋肉や脚の緊張感、顔の表情まで丁寧に彫り込まれている為、ジュエリーでありながら小さな彫刻作品のような迫力が感じられますね。タイガーの身体は単なる装飾として置かれているのではなく、リングの構造そのものに溶け込むように配置されているので、見る角度によって表情が変化し、静止しているにも関わらず今にも動き出しそうな生命感を感じさせます。 その周囲には複数の花のモチーフが添えられており、花弁一枚一枚に自然な曲線を与えることで、力強い動物の存在感と柔らかな植物の美しさが同時に成立しています。特に花弁の縁や中心部の細かな凹凸は、単なる平面的なモチーフではなく立体的な陰影を生み出している為、光が当たった際に微妙な表情の変化が生まれ、指先にさりげない奥行きを与えてくれますね。 素材は鏡面仕上げではなく、あえてエイジング加工が施されたメタルで構成されている為、表面には自然な摩耗のようなテクスチャが残り、まるで長い時間を経てきた装身具のような深みが感じられます。この仕上げによって、造形の陰影がより際立つだけでなく、DIORが近年打ち出しているロマンティックで神秘的な世界観にも美しく重なっています。 リングの内側にはDIORのロゴ刻印とサイズ表記のMが確認でき、このロゴはサンセリフ体による現代的な書体となっている為、2000年代以前のクラシックな刻印とは明確に異なる仕様と言えます。また、サイズをアルファベットで管理する方式や、純度を示すホールマークが見当たらない点から、本個体はファインジュエリーではなくコスチュームジュエリーとして制作されたことが読み取れ、現代的なアクセサリーラインの文脈に位置づけることが出来ますね。 年代としては2018年から2022年頃のレンジで捉えることに信ぴょう性があり、その理由としてリング内側のDIORサンセリフ体ロゴの仕様が比較的近年のジュエリーラインに見られる形式であることに加え、虎や花といった自然界の象徴をアンティークフィニッシュのメタルで表現するデザインが、マリア・グラツィア・キウリ期のコレクションにおいて継続的に展開されている装飾テーマと高い一致を見せている為です。 このリングの魅力は、単に華やかなモチーフを組み合わせている点ではなく、強さを象徴するタイガーと繊細な花という対照的な存在をひとつの造形の中へ共存させているところにあります。DIORが長年描いてきた女性像のように、力強さと優雅さが同時に宿る象徴的なデザインであり、指先にさりげないストーリーを与えてくれるジュエリーと言えますね。 スタイリングとしては、シンプルなシャツやミニマルなドレスに合わせてリングの彫刻的な存在感を主役にする着こなしはもちろん、テーラードジャケットや構築的なセットアップと組み合わせることで、モードな装いの中へほんのりロマンティックな余韻を添えるバランスも非常に美しく仕上がります。また、さりげなく重ね付けをせず単体で着けることで、この造形そのものの魅力がより際立ち、エレガントで知性のある印象を演出してくれますね。 是非この機会に。