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"GUCCI" 2015-2016 Piped tailored blazer
JPY 69,800.00
MOOD
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フィレンツェの職人文化を背景に、時代ごとにエレガンスの輪郭を更新しながら、アイコン性と実用性を両立させてきたGUCCIより、ミケーレ初期を象徴するパイピングデザインの逸品をご紹介致します。 端正なテーラリングを土台に、ブラックのボディへ白のパイピングを走らせることで輪郭そのものをデザインへ昇華しているこちらの逸品。 まず目を惹くのは、ラペルから前立て、そして
裾のカーブに沿って丁寧に縁取られたパイピングで、装飾を足すのではなくラインを際立たせる設計の為、着用した際にシルエットが一層引き締まって見えますね。加えて、袖口にも同じトーンのパイピングが配されていることで、腕の所作まで品良く整い、シャツやインナーの覗き方まで計算されたようなムードをつくってくれます。 フロントはミニマルな二つボタン仕様となり、胸元は控えめなバランスで設計されている為、タイドアップのような正統派にも馴染みつつ、ボタンを開けた際にはミケーレらしい抜け感も生まれます。さらに、フラップポケットと胸ポケットを備えた端正な配置が、スクールジャケットの文脈を想起させながらも、素材の落ち感と仕立ての静けさによって大人の余裕へ着地している点が魅力と言えますね。 内側には淡いトーンの裏地が合わせられており、ブラック一色で終わらせないコントラストが、脱いだ瞬間の印象まで美しく整えてくれます。そのうえで、派手な刺繍や強いモチーフを用いずに成立している点こそ、ミケーレ就任直後の空気感を純度高く残していると言え、初期に見られるギークシックやニュー・プレッピーのムードを、日常へ落とし込みやすい形で体現しています。 年代についても信ぴょう性を担保でき、品質表示に見受けられる国内表記が移行期の仕様であることに加え、品番398951が2015年後期から2016年に割り当てられた番号帯である点、さらにファクトリータグのシーズンコードが2016年を示唆している点が根拠となる為、2016 Cruise もしくは 2016 Spring Summer 周辺の個体として自然に整合しますね。タグの見た目が一般的に想起されるミケーレ期と異なる場合がある点も、重衣料の製造ラインでは前体制の仕様が一部継続した背景がある為で、むしろ変革期の過渡を物語るディテールとして、この個体ならではのアーカイブ性を底上げしてくれます。 つまりこちらは、時代を変えたデザイナーであるミケーレ の初期思想を宿しながら、過剰な装飾へ傾く前の静かな完成度が味わえる一着となり、初期ミケーレを探している方はもちろん、アイコンで語るよりラインで品格を語りたい方へ特におすすめと言えますね。日常の中で少しだけ背筋を伸ばしたい日にも、フォーマルに寄りすぎない温度感で寄り添ってくれます。 スタイリングとしては、ドレスシャツやシンプルなスラックスで端正にまとめることでパイピングの輪郭が最も美しく映えますし、タートルネックやミニマルなカットソーに合わせてボタンを開ければ、ジェンダーレスに品のある抜け感へ落とし込めますね。さらに、ロングコートを重ねてテイストを揃えたり、細身のトラウザーやフレア気味のパンツで縦のラインを強調したりすることで、MOODらしいエレガントさとモードの緊張感を両立した佇まいに仕上がる逸品となっております。 是非この機会に。