"COMME des GARÇONS HOMME"90's-00's Irregular stripe long-sleeve shirt日常着の普遍性へ独自のデザインを落とし込み、長く支持されてきた COMME des GARÇONS HOMME より、柄使いが美しい逸品をご紹介致します。深みのあるダークカラーを基調に、前身頃から両袖まで連続する淡色の横帯を配し、端の揺らぎを残した表情が端正なシャツの佇まいへ静かな違和感を添えているこちらの逸品。本体は黒に近い濃紺から青みを帯びたダークネイビーの色調となり、横帯にはベージュを含んだグレージュから退色したライトグレーを思わせる色味が用いられ、明暗のコントラストを抑えることでグラフィカルな意匠を落ち着きのある印象へと仕上げています。生地は薄手から中薄手ほどの軽やかな厚みで、柔らかな落ち感と控えめな艶を備えており、直線的な身頃に適度なゆとりを持たせたシルエットが身体の動きに合わせて自然な陰影を生み出します。フロントには端正な4穴ボタンを採用し、裾は緩やかなラウンドカットとなっている為、一枚での着用はもちろん、ジャケットのインナーや羽織りとしても収まりの良い構造です。横帯を前面と袖のみに連続させる一方で、背面は無地に抑えられており、正面から見た際の強い個性と後ろ姿の簡潔さを両立している点にも、COMME des GARÇONS HOMME らしい抑制の効いたデザイン性が表れていますね。グレーからオリーブを思わせる織りテープに白文字でブランド名を配したネックタグの仕様と、品質表示に残る株式会社コム デ ギャルソンの和文表記が、1990年頃から2003年秋冬頃までに見られるディテールと整合することから、90年代から00年代初頭にかけての個体と捉えられ、経年したタグや生地の風合いもアーカイブならではの価値を深めています。装飾性を前面に押し出すのではなく、日常的なシャツの形式へひとつの視覚的な仕掛けを加えたバランスは、さりげなく個性を取り入れたい方や、年代を経たデザイナーズウェアならではの空気感を大切にされる方へ特におすすめです。スタイリングとしては、ワイドスラックスや色落ちを抑えたデニムと合わせることで横帯の存在感を引き立てられ、上から無地のテーラードジャケットを重ねれば、袖口やフロントから柄を覗かせた奥行きのある装いもお楽しみいただけます。COMME des GARÇONS HOMME のアーカイブ性と、一点物らしい生地の表情を日常へ自然に落とし込める逸品となっておりますので、是非この機会に。