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“Stephen Webster” 2000-2010 Crystal haze pendant necklace
JPY 32,800.00
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伝統的な英国宝飾の技巧を土台としながら、ロックやゴシックの空気を大胆に取り込み、ジュエリーに妖艶な緊張感をもたらしてきたStephen Websterより、彫刻的な存在感が際立つ逸品をご紹介致します。 鋭さと艶やかさが一つの造形に美しく共存しているこちらの逸品。まず年代について触れると、925とSWのメーカーズマークによる比較的クラシカルな打刻印の質感、近年
に多い極細レーザー刻印やデジタル管理的な要素が前面に出ていない点、さらにブランド初期から2000年代にかけて強く打ち出された大粒クリスタルと鋭利なシルバーフレームを組み合わせる構成が揃っている為、2000年から2010年頃のStephen Websterとして捉えることに十分な信ぴょう性があると言えますね。 まず目を引くのは中央に配された大型のマーキスシェイプのクリスタルで、縦に長く伸びる輪郭が胸元へシャープな落差を生み、ジュエリーでありながらどこか刃物のような緊張感を感じさせる造形に仕上がっています。面取りは細やかで、光を受けた際に一方向へ単純に輝くのではなく、角度ごとに陰影を切り替えながら静かに反射を返す為、華やかでありながら派手に転ばず、どこか冷ややかな美しさを保っている点が非常に印象的です。 そのクリスタルを跨ぐように走るシルバーパーツの設計も秀逸で、単なる石留めとしてではなく、あえて石の中央を切り裂くような視覚効果を生み出している為、ペンダント全体に強い個性を与えています。ライン自体は有機的にうねりながら上方へ伸びており、植物的な曲線と刃のような鋭さが同時に宿っているので、Stephen Websterらしいブリティッシュゴシックの感覚が非常に分かりやすく表れていますね。 そのライン上には小粒のストーンが丁寧に連ねられており、大ぶりのクリスタルが持つ重さをただ強調するのではなく、細やかな輝きを差し込むことで全体の密度を整えています。大きな面で光を返すクリスタルと、点で光を刻むパヴェの対比が美しく、一本のネックレスの中で質感のリズムがしっかり作られている為、着用した際の胸元に奥行きが生まれるのも大きな魅力です。 また、トップ上部のバチカン周辺から中央装飾へ繋がる流れも非常に丁寧で、吊るす為の機能パーツに留まらず、ペンダント全体のデザインを一続きのものとして見せています。その為、上から下まで視線が自然に落ちていき、ネックレスというより一つの小さなオブジェを身につけるような感覚があり、Stephen Websterが得意とするジュエリーと彫刻の境界を曖昧にする美学がしっかり感じられます。 チェーンにはボックスチェーン系の直線的なリンクが採用されており、トップの有機的な曲線に対して、首元側はあくまで端正に整えられている為、全体のバランスが非常に良いですね。チェーンそのものに過剰な装飾がないことで、ペンダントトップの造形美がより際立ち、着用時にもモチーフの存在感を損なわない設計になっています。 さらに、ロブスタークラスプ付近に付属するリーフ型チャームも見逃せないポイントで、小さな面積の中にブランドシグネチャーと地金情報が収められているだけでなく、この葉のような輪郭自体が本体の流線形と呼応している為、後ろ側のディテールに至るまで美意識が通っています。見えにくい部分まで雑に処理せず、プロダクト全体を一つの完成形として成立させている点に、英国ジュエラーとしての矜持が表れていると言えます。 付加価値として特に大きいのは、このネックレスが単なる大粒クリスタルの華やかさに依存していないところにあります。Stephen Websterというブランドが築いてきた、毒気と気品、退廃性と洗練、その相反する要素を一つのフォルムへ落とし込む感覚が色濃く宿っている為、身につけた時に甘さへ寄りすぎず、装い全体へ芯のあるムードを加えてくれます。いわゆる装飾品としてのアクセサリーではなく、着る人の感性や佇まいまで含めて完成させるタイプのジュエリーとして非常に優れていると言えますね。 スタイリングとしては、シャツやカットソーにスラックスを合わせた端正な装いへ一つ添えるだけで、胸元にStephen Websterらしい鋭さが生まれ、シンプルな服装をぐっと印象的に見せてくれますし、ジャケットやロングアウターのような縦のラインが美しいアイテムと合わせていただくと、このペンダントの落ち感や輪郭がより際立ちます。 是非この機会に。