"tricot COMME des GARÇONS"2008AW Draped wool and cupra blouseニットを軸にしながら、フェミニンな感性と実験的な造形を融合してきた tricot COMME des GARÇONS より、異素材使いが美しい逸品をご紹介致します。フリルをあしらった襟元や立体的なフロント、流れるようなドレープをオールブラックでまとめ、可憐さの中にブランドらしいモードの感覚を宿したこちらの逸品。本体には薄手のウール100%を用いており、繊細な透け感と柔らかな落ち感が軽やかな表情を生み出す一方、別布には滑らかな光沢を備えたキュプラ100%を採用することで、同じブラックの中にも奥行きのある濃淡が生まれ、色数を抑えながら素材の違いによって豊かな視覚性を引き出しています。首元を縁取るフリルとリボンのように垂れるディテールが顔周りへ優雅な動きを添え、ボタンを配した前身頃のパネルから裾にかけてドレープが広がる構造となっている為、身体へ密着しすぎることなく柔らかく落ち、短めの袖や不均一に揺れる裾のラインと相まって、着用する人の動きに合わせてシルエットが変化します。品質表示に記された AD2008 と品番 TB-B006 は2008年秋冬期を示す情報と整合しており、栗原たおが tricot COMME des GARÇONS を手掛けていた時期ならではのフェミニンな装飾性と、既成のブラウスへ構築的なひねりを加えるアプローチを味わえる、アーカイブとしての価値も備えています。表記サイズはMで、広がりを持たせた身頃によって軽やかな余白が生まれる為、端正なブラウスとしてはもちろん、インナーとの透け感を生かしたレイヤードにも自然に取り入れていただけます。甘さのあるフリルをブラックと異素材の対比で引き締めている点も秀逸で、装飾的な洋服を日常へ品良く落とし込みたい方や、控えめな色彩の中で個性を表現したい方へ特におすすめです。スタイリングとしては、細身のトラウザーズで前身頃の造形を際立たせるほか、ボリュームのあるロングスカートと合わせれば、ドレープの連なりを生かしたブランドらしい佇まいに仕上がります。秋冬にはタートルネックを重ね、春先には軽やかなインナーを選ぶことで、長い季節にわたって異なる表情をお楽しみいただけますね。栗原たお担当期の感性と tricot COMME des GARÇONS の造形美を日常で堪能できる、特別なアーカイブピースです。是非この機会に。