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"PRADA" 90’s-00’s Vitello daino leather doctor bag
JPY 92,800.00
MOOD
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1913年にミラノで創業したプラダは、実用を起点にした素材選びと、装飾を削ぎ落とした知性でラグジュアリーを更新してきたメゾンです。ミウッチャ・プラダが提示したミニマリズムの緊張感は、ロゴより先に佇まいで語る設計に宿り、こちらではレザーへの回帰が進んだ時代性を映す、匿名性のある上質な逸品をご紹介致します。 柔らかなボリュームと端正な台形が同居したドクターズフォ
ルムであるこちらの逸品。 表情は深いシボが全面に広がり、光が当たる部分だけが静かに艶めく為、黒の中に陰影の奥行きが生まれますね。丸みを帯びたトップのラインから底へ向けて自然に落ちるカーブが身体の動きに追従し、硬く作り込みすぎないのに輪郭が崩れにくいバランスを作っています。 ハンドルは手に馴染む細さで立ち上がり、付け根の補強パーツが面を引き締める為、持ち姿が端正に映ります。開口部はファスナーで大きく開く設計で、中を覗いた瞬間にPRADAの文字とロープモチーフが織り込まれたジャカードライニングが現れ、外観の静けさから一転して、内側にだけ高揚感を仕込んだコントラストが美しいですね。付属するカデナとクロシェットは角の立ったシルエットで、過度に輝かないシルバートーンだからこそ、レザーの質感を主役に保ったまま機能美として収まります。外装には伝統的なトライアングルロゴが配され、面の広さを損なわずにブランドの出自だけを端正に示してくれます。 この個体にしかない付加価値は、2000年代初頭のプラダらしい仕様が複数重なって見える点と言えますね。外装のトライアングルロゴにDAL 1913の刻印が入り、リベットで留めたクラシックな作りであることに加え、内側にはメタル枠付きの長方形エナメルプレートでPRADA MADE IN ITALYの表記が確認できる為、近年主流のレザーパッチやプリント表現とは異なる、90年代末から2000年代中盤に多いディテールと整合します。 さらに、ロープモチーフを織り込んだジャカードライニングや、カデナとクロシェットを添えた匿名性のあるハードウェアは、ナイロンの全盛を経てレザーへ重心を戻していった時期の空気を補強し、本品は1998年から2005年頃のプラダを想起させる逸品と言えます。素材は写真からも凹凸の深さと肉厚さが読み取れ、ヴィテロ・ダイノを想起させるしなやかな実用美がある為、使い込むほどに馴染む経年変化まで楽しめますね。 日常では、仕事道具と私物を分けて収めたい日や、移動が多い一日でも、開口部の大きさと容量感が頼もしく働きます。主張の強い装飾に寄らず、素材とフォルムで品格を作っている為、ビジネス寄りの場面でも浮かずに溶け込み、休日の装いでも大人の緊張感だけを残してくれる存在です。外側は静かで、内側にだけプラダらしい意匠が潜む設計なので、持つ人の美意識がさりげなく伝わりますね。 スタイリングとしては、シャープなテーラードやミニマルなコートに、端正なスラックスを合わせると、レザーの落ち感と台形の構築が引き立ち、プラダの知的なムードに素直に繋がります。もう一案として、クリーンなシャツやシンプルなワンピースに、足元をレザーシューズで整えると、ロゴに頼らない匿名性が生きて、持ち物だけが浮かずに全体の完成度を上げてくれます。 是非この機会に。