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"CELINE" 90’s–00’s checked velvet collar coat
JPY 128,000.00
MOOD
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マイケル・コースがクリエイティブディレクターを務めていた時代のセリーヌから、クラシカルなチェックとベルベットのコントラストが美しい逸品をご紹介致します。 まず年代についてですが、首元にあしらわれたゴールドチェーンとメタルプレートのブランドタグ、そして太めのセリフ体ロゴとフランス製表記を組み合わせて読み解くことで、1990年代後半から2000年代初頭、マイケル
・コース期のアーカイブであることが分かります。チェーンタグはこの時期のセリーヌを象徴するディテールで、単なる品質表示ではなくジュエリーのように首元を飾る発想が採用されており、コートを脱いでハンガーにかけた瞬間まで美しく見せたいという当時の美意識が感じられる付加価値と言えますね。 ボディ全体には細かなグレンチェック柄のウールが用いられていて、グレーやベージュ、さりげないカラーの糸が複雑に交差することで、遠目には落ち着いたトーンでありながら、近くで見ると奥行きのある表情が立ち上がります。 生地はしっかりとした打ち込みでありながら、肩周りや前身頃に無理のない余白が設計されている為、構築的なシルエットと着心地の良さが両立していると感じられます。フロントには縦に並ぶボタンがリズムを生み、比翼ではなく見せるボタンで構成することで、テーラードコートとしてのクラシックな佇まいが際立っていますね。 襟とポケットフラップには、身頃とは異なるベルベット調の生地が切り替えとして配されており、この異素材使いがデザインの大きなポイントと言えます。光を柔らかく吸い込むようなマットな質感が、チェックの中に落ち着いた陰影をつくり、顔まわりと腰位置にさりげないアクセントを添えています。 襟はややカーブを描きながら立ち上がるラインで設計され、ラペルの端が胸元に向かってなだらかに流れていくことで、首から肩にかけてのラインをすっきりと見せてくれますね。ポケットはフラップの幅をしっかりと取ることで、視線を自然とウエストからヒップに誘導し、縦長のシルエットを強調する役割を果たしています。 バックスタイルは装飾を抑えたすっきりとした一枚仕立てのような見え方で、センターに入るダーツが身体のラインに沿う自然なフィット感を生み出しています。肩線は過度に誇張せず、しかしジャケットコートらしいきちんとした構築性を保っているため、オンの場面から少しリラックスしたシーンまでシームレスに対応できるバランスです。裏地や内側の縫製も非常に丁寧で、袖を通したときに生地が滑らかに腕をすべる感覚からも、当時のセリーヌが掲げていた日常に寄り添うラグジュアリーという思想が伝わってきまね。 マイケル・コース期のセリーヌは、スポーティさとリッチな素材使いを組み合わせた日常服を得意としており、このコートもまさにその文脈の中にあるアーカイブと言えます。ブリティッシュなチェックを選びながら、襟とポケットにベルベットの切り替えを添えることで、乗馬やハンティングの空気感をまといつつも、都会的な女性像にふさわしいエレガンスへと昇華している点が、この一枚ならではの魅力ですね。 スタイリングとしては、シンプルなニットと端正なトラウザーを合わせていただくだけで、クラシカルなムードとモード感が自然に両立し、足元をローファーやすっきりとしたレザーシューズでまとめれば、ジェンダーレスな雰囲気を保ちながら品よく仕上がります。また、ミニマルなワンピースの上からさらりと羽織っていただくと、チェックと異素材切り替えの表情が一層際立ち、現代のセリーヌとはまた違うアーカイブの奥行きを楽しんでいただけますね。 是非この機会に。